こんにちは、パルです!
つい先日、ホーローマグカップであるジェントルマンハードウェア「ホーローマグ Deer」を購入しました。
購入理由は完全に見た目。
ホーローがどんな素材で、キャンプにおいてどんなメリットがあるのか。
全く知らずに買いました。
そこで今回は、
ホーローマグカップのメリット・デメリット、他にどんなホーローマグカップがあるのか。
調べてみたので共有していきます。
実際にキャンプで使ってきた感想も書いていくので、これからホーローマグカップを買おうって人は参考にしてみてください!
ホーロー(琺瑯)という素材について
困ったときのWikipedia!
さっそく調べてみました。
琺瑯(ほうろう)は、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。難解な漢字のため「ホーロー」と表記されることが多い。英語では Enamel(エナメル)。「琺」は釉薬、「瑯」は金属や玉が触れ合う音、また美しい石の意。
(金属材料由来の)機械的耐久性と(ガラス質由来の)化学的耐久性をあわせ持ち、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品や、屋外広告看板、道路標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、化学反応容器などに用いられる。(Wikipediaより引用)
なるほどなるほど。
ホーロー(琺瑯)とは、
素地に金属が使われていて、表面はガラス素材で焼きつけられたもの(コーティングされたもの)。
なんですね。
浴槽、屋外広告看板、道路標識、ホワイトボード。意外と身近で使われてて驚きです。
実はホーローって聞くと意識高い系の家庭がお洒落で使ってる白い鍋ってイメージだったので、わたしには縁がないものだと思っていました。
確かに言われてみるとわたしが買ったホーローマグカップも浴槽みたいな素材をしています。
キャンプでホーローマグカップを使う5つのメリット
とりあえずホーローが金属とガラスのハイブリット素材みたいなものだということがわかりました。次は、
それをキャンプ用のマグカップに使うメリットは何か?
という点を調べていきます。
メリット1:耐熱性が高く直火OK
耐熱性が200℃くらいで直火使用OK。
耐熱性200℃でバーナーの直火に耐えられるのかはやってみなければわかりませんが、ホーロー製の鍋が家庭のガスコンロで使われていることを考えると問題はなさそうです。
メリット2:保温性が高く冷めにくい
ホーローは1度熱を加えると冷めにくく保温性に優れる。
金属をガラスで覆ってるので熱が入れば冷めにくいってことでいいのかな?真空じゃないけど2層になってるわけだし…。
理屈はわかりませんが、ケトルや浴槽に使われるという実績から納得はできますね。
メリット3:傷になりにくく衛生的で洗いやすい
表面がガラス素材で傷が付きにくく、傷に雑菌が入ることがなく衛生的。汚れもこびりつきにくいので洗うのも簡単。
これは傷が入りやすい屋外で、なおかつ洗わないで長時間放置する事もあるキャンプではありがたい効果です。
メリット4:臭いがつきにくい
ガラス素材効果で臭いもつきにくい。
スープを飲んだマグカップをウェットティッシュで拭き、コーヒーを入れて飲む。って感じにキャンプではマグカップを使いまわすことも多いので、臭いがつきにくいのは地味に嬉しい効果です。
家庭用の保存容器なんかでも使われるみたいで、確かにタッパーだと臭いがつくしいいかもですね。
メリット5:けっこう軽い
わたしが買ったホーローマグカップは容量500mlでかなり大容量。
にもかかわらず重さは実測151gです。
軽量マグ筆頭のスノーピーク「チタンシングルマグ」が450mlで実測67gなのを考えても、かなり軽量だと言っていいんじゃないでしょうか。
少なからず陶器のマグカップよりは軽いです。
キャンプでホーローマグカップを使う3つデメリット
ここまで読むと「ホーローマグカップめちゃいいやん!」と思いますよね。
しかしデメリットもあります。
メリットとデメリット、両方理解したうえで検討するようにしましょう。
デメリット1:衝撃に弱く割れやすい
表面のガラス素材は衝撃で割れます。
たとえヒビ程度でも、そこから水分が入って中の金属が錆びていき、表面のホーローが剥がれていくるなんてこともあるようです。
これはアウトドアにおいては致命的なデメリットでは?と思わざるを得ないですね。
デメリット:2急激な加熱や冷却は厳禁
急激な加熱、急冷も割れの原因になります。
中の金属の膨張にガラスコーティングがついていけないってのが理由のようです。
直火で使う予定がなければ問題になることはありませんが、バーナーにかけて使うぜ!って人は特に空焚きには注意ですね。
デメリット3:電子レンジ使用不可
ホーローは電磁波を反射するようで電子レンジが使えません。
「いやもうキャンプ関係ないやん!」
ってのは承知の上なんですが、キャンプと家の両方で使う予定って人もいるかもなので一応。
実際にキャンプでホーローマグカップを使ってみて思った6つのこと
ここからは実際にわたしがキャンプでホーローマグカップを使ってきた感想です。
使い込んだ感想ってよりファーストインプレッション的な感じ。率直に書いていきます。
①テンションが上がる!雰囲気最高!!
初使用ってこともあってそこにあるだけでテンション上がります。
何も入ってないホーローマグカップを無駄にテーブルの上へ置いていました。
あとホーローマグカップってあまり使ってる人がいないので、「俺はみんなとは一味違うぜ…!」っていう謎の自己満足も得られます。
とりあえず一緒に来ていた友人に自慢しときました。
②保温性は実感できた!
保温性は確実にアップしました。
ただしわたしが普段使っているのがスノーピーク「チタンシングルマグ」なので、それと比べればって話になります。
真空マグと比べるとどうなるかわかりません。
➂確かに直火はできるけど取っ手が熱い
スープを飲むのにバーナーで直接お湯を沸かしてみました。
たしかに問題なく沸かせますが、沸かしてすぐは取っ手まで熱くて持てません。
少し待てば持てます。
これは他のマグカップ(金属製)でも似たようなものなのでしょうがないでしょう。
軽量化でマグカップしか持ってないとか理由がない限り、ケトルで沸かしてから入れる方がスムーズです。
④取っ手が収納の邪魔
取っ手が折りたためないのは邪魔です。
特にバックパックキャンプをする人にはかなりデメリットかも。
解決策として外付けするって手もありますが、割れるのが怖いので金属マグのように気安くはできません。
⑤やっぱり運搬には気をつかう
運搬時はタオルでぐるぐるしてザックに詰めました。外付けは怖い。
ただわたしがホーローの扱いに慣れていないので過保護にし過ぎてる可能性はあります。
陶器よりは気をつかわないので金属の雰囲気が嫌いで陶器を使ってるって人はホーローにすると運搬が楽になるかもしれません。
⑥汚れ落ちはいいけど色落ちは悪い
スープを飲み終わった後、ウェットティッシュで拭いたら綺麗に取れました。
表面がつるっとしてるので拭きやすいです。
しかしコーヒーが冷めたときに火にかけたらバッチリ色が付きました。
その場でウェットティッシュで拭いても取れないし、帰って洗剤で洗っても取れません。
キャンプで使いたいホーローマグカップ6選
ホーローマグカップのメリット・デメリットを理解した上、実際にキャンプ使った感想としては雰囲気重視ならあり!って感じ。
荷物の量を気にしないオートキャンプならいいかなって思ったので、デュオキャンプ用にもう1個追加するならこれ!ってのを6個ピックアップしてみました。
①ジェントルマンハードウェア「ホーローマグカップ Deer、Lake&Ducks」
わたしが買ったジェントルマンハードウェアの鹿さんホーローマグカップ。それと柄違いの湖&アヒルのホーローマグカップです。
この雰囲気のデザイン大好きです。
あえて柄違いでお揃いとかよさそう。
ただし容量500mlとかなり大容量なのでそこは注意です。
②ジェントルマンハードウェア「ホーローマグカップ クリーム」
こちらもジェントルマンハードウェアのホーローマグカップ。
文句なしにお洒落です。
ジェントルマンハードウェアはイギリスを拠点とするデザインチームのブランドで、アウトドア系ホーローマグカップ界隈で大人気。
評価数と評価を見ても文句ありませんが値段はお高め。
キャンプYouTuber芸人のヒロシも同じものを使ってたみたいです。
これもジェントルマンハードウェアのホーローマグカップ。
自転車乗りに使って欲しいデザインですね。
➂富士ホーロー「マグカップ ソリッド 8cm」
シンプルな見た目だけに奥深い感じがするホーローマグカップ。
ごちゃごちゃしたデザインが嫌いな人におすすめです。
家用ならこういうのがいいかな。
富士ホーローは1947年創業の超老舗メーカーだそうで品質は信頼できそうです。
注意点としてロゴは印刷ではなくシールを貼ってあるだけです。個人的にロゴデザインが好きなので残念ポイントですね。
カラーはスモークブルー、グリーン、ブラック、ホワイト、レッド、マスタードがあります。
その他にも「MOZ」や「ムーミン」とコラボしたデザインもありました。
④GSI「ホウロウマグカップ L」
そういえばアウトドアショップで何回か見たことあるな!というデザインで、これホーローだったんだって感じ。
正直最初は安っぽさを感じでましたがだんだん星空みたいで綺麗に思えてきました。
デザインがしっかりしてるよりこういうデザインの方が飽きが来ないのかもしれません。
メーカーのGSIは「スパイスミサイル」で完全にお気に入りメーカーとなったので使いたいって気持ちもあります。
⑤ユナイテッドバイブルー「エナメルマグ 12oz 」
お洒落なデザインのホーローマグカップ。
ちょっとジェントルマンハードウェアに似てる雰囲気です。
ユナイテッドバイブルーというメーカーを調べてみると、2010年にアメリカで生まれたアウトドアブランドで、どっちかというとアパレル色が強めでした。
ジェントルマンハードウェアの雰囲気は好きだけどみんな使ってるし、実は違いますみたいなのがいい!
って人におすすめ。(わたしもそういうの好き。)
⑥キャプテンスタッグ「ホーローマグカップ」
ぽってりとしたデザインが可愛いホーローマグカップ。
メーカーはコスパの王様キャプテンスタッグです。
カラーはイエロー、オリーブグリーン、ダークブルー、ブラウン、ホワイト、レッドがあり、
2021.2現在オリーブグリーンなら998円で買えます。
キャプテンスタッグさんまじパネェっす。
【まとめ】ホーローマグは雰囲気を楽しむマグカップ!
わたしはずっとスノーピーク「チタンシングルマグ」を愛用してるんですが、
“キリッ”としたクールな印象があります。
めちゃかっこいい。
一方ホーローマグカップはと言うと、
“ほっこり”とした雰囲気の暖かさがあるなって感じました。
なんというか冬キャンプの焚火が似合う感じがします。
わたしの場合ソロキャンプでのメインマグはスノピシングルマグで継続、冬キャンプはホーローマグカップ(バックパックの余裕次第)って使い分けになりそうです。
皆さんも1度ホーローマグカップを使ってみてはどうでしょうか?
Amazonで買えるアウトドアブランドのホーローマグをまとめた記事もあります。よかったら参考にしてみてください。
ではまた。