こんにちは!パルです。
前回のネイキッド化したCBR250R(MC41)【納車・分解編】に引き続き、【改造・組立編】を書いていきたいと思います!
前回はこちら。
ちょっと長くなりますが、写真多めで解説していくのでネイキッド化を検討している人は参考にしてみてください。
CBR250R(MC41)のネイキッド化でやったこと【改造・組立編】①手入れ・塗装
【納車・分解編】で、カウル類やヘッドライト周り、余分なフレームやハンドル周りを外しこんな状態になりました。
今回はやっとこの完成形に向けて改造・組立に入っていきます。
工程としては、
- 各部品の手入れ・塗装
- タンクの塗装
- ヘッドライト周りの取付
この順番で書いていきます。
まずは①各部品の手入れ・塗装から!
ハンドル周り手入れ・塗装
ハンドル手入れ。
取り外した左右2本のハンドルの錆び取りをしていきます。
ワイヤーブラシでゴシゴシ。
反対側もゴシゴシ。
想像以上に時間がかかります…。
……。
……。
はい。
面倒なのでグラインダーで仕上げました。笑
こんな感じのグラインダーに「カップブラシ」付けたら一瞬でしたね。
電動の力は偉大!
頼れる時は頼っていきましょう。
ハンドル取付け部手入れ。
こちらは錆びてる箇所が少なく、場所が細かいのでワイヤーブラシが大活躍。
道具は使いどころが重要ですね。
ついでに塗装準備の養生をしておきます。
細かいところはマスキングテープで養生するのが簡単で、剥がすときも綺麗に剥がれるのでおすすめ。
広い範囲はビニールシート付きの養生テープがおすすめです。
塗装をしていきます。
塗装前の汚れ取り&脱脂として「パーツクリーナー」を吹いて布で拭き取ります。
次に塗装の密着を良くする下塗剤「ミッチャクロン」を吹き付けます。
プライマーみたいなものですね。
最後につや消し黒のスプレーを吹き付けて乾燥させます。
ハンドル取付け部分も同じつや消し黒で塗装しました。
使ったスプレーはこれ。
つや消しの黒は元より失敗しづらく塗装しやすい色ですが、アサヒペンのラッカースプレーは綺麗に塗れて乾燥も早く使いやすかったです。
メーター手入れ・塗装
メーター手入れ。
といっても全体的にパーツクリーナーで清掃をして、塗装したくないところを養生するだけ。
プラスチックにパーツクリーナーを使うのはよくないという意見もありますが、今回わたしは気にせず使いました。
次に塗装です。
ハンドル周りと同じく全体にミッチャクロンを噴き、つや消し黒で塗装。
メーターに塗料が付かないよう養生はしっかりしておきましょう。
完成形がこちら。
シルバーだった部分が黒になって、かなり引き締まった印象になりました!
つや消し黒で塗装するカウルの手入れ・塗装
ここからはつや消し黒で塗装するカウルを手入れ・塗装していきます。
リアサイドカウル外し。
すっかり外し忘れていたリアサイドカウルを外します。
リアサイドカウルの黒いパーツ手入れ・塗装。
リアサイドカウルを分解して黒い方を、
の順番で手入れ・塗装します。
次にシート下サイドカウル手入れ・塗装。
こちらもつや消し黒なのでやることは同じです。
表面をアップで撮ってみました。
ペーパーなどで下地処理しなくてもかなり綺麗に塗装できてます。
つや有り黒で塗装するカウルの手入れ・塗装
ここからはつや有り黒で塗装するカウルを手入れ・塗装していきます。
リアサイドカウルの灰色のパーツの手入れ。
さっき分解したリアサイドカウルの灰色の方ですね。
ここから艶のあるカウル類になるので下地処理をしっかりしていきます。
まずは謎の穴傷をヤスリで平らにします。いったい何の傷なのやら。
綺麗に仕上げたいならパテ埋めした方がいいですが、今回は面倒なのでやりませんでした。
次に耐水ペーパーを使って塗装の足付けをします。
「ミッチャクロン」を使うなら必要ないかもしれませんが、今までつや消し黒で塗装してきたパーツと違い、表面がツヤツヤパーツなので念のためやっておきます。
タンク前のカウル手入れ。
同じくペーパーをかけて足付けします。
フロントフェンダー手入れ。
こちらも同じくペーパーをかけて足付け。
写真では1000番のペーパーが写ってますが、細かすぎることに気づき途中から400番くらいに変えてます。
特にメーカーにこだわりはなし!
わたしは工具箱に余ってたものを使いました。
リンクはAmazonのベストセラー1位の耐水ペーパーを貼っときます。
手入れしたカウルのつや有り黒塗装。
つや消し黒の塗装をした時と手順は同じ。
の順番で塗装していきます。
違いは仕上げに「クリヤスプレー」を塗装すること。
スプレーはつや有り黒スプレー、クリアースプレーともにアサヒペンの物を使いました。
つや消し黒のスプレーと同じメーカー。信頼してます。
わたしが塗装で意識したのは、
- ホコリのない場所でやる
- スプレーを温めておく
- 一度に塗ろうとしない
- 上塗りは乾燥してから
- スプレーは最後まで使わない
この5点です。
もっと気を付けることがあるのかもしれませんが、所詮は素人塗装なので許してください。
塗装後のリアサイドカウルの写真。
塗装がうまくいくと成功のようにツヤツヤした仕上がりに、ミスると失敗のようにザラザラした仕上がりになります。
評価はそれぞれお任せするとして、自分的には「まぁこんなもんでしょ!」という仕上がりになりました。
CBR250R(MC41)のネイキッド化でやったこと【改造・組立編】②タンクの塗装
タンク手入れ
タンク塗装はがし。
青色のタンクを黒色にしたいので、まずは青色の塗装をリムーバーを使ってはがします。
作業しやすいようにタンクを外しました。
使ったリムーバーはこれ。
ロックタイトのガスケットリムーバーは仕事でも使っていて、マジで強力に剥離してくれます。
剥がしたい面に噴きつけると、
だんだん塗装が浮いてきて、
勝手にボロボロ剥がれます。
ロックタイトのガスケットリムーバー、おすすめです!
しかしAmazonで取り扱いなし。価格も高い。
ということで、Amazonで人気なワコーズ製リムーバーのリンクを貼っておきます。
有名メーカーで評価300件越え、星4.5。使ったことはありませんが信頼できそうです。
青塗装を剥がしたタンク。
ペーパーで擦ったりせずリムーバー噴いて布で拭いただけ。凄いですよね。
とはいえリムーバーで錆は落ちないので、ここら辺の錆びは耐水ペーパーを使って落としておきます。
これでタンクの手入れは完了です。
タンク塗装
続いてタンクの塗装の入ります。
プラサフ塗装。
いつも通りアーツクリーナーで脱脂清掃をした後、プラサフスプレーで塗装します。
”プラサフ”とは、上塗との密着性を上げるプライマー。表面の細かい傷を埋めて滑らかにして色調を均一にするサーフェイーサー。
この2つが組み合わさったものの略です。
タンク表面の錆びを落として多少凹凸がある状態でも、このプラサフがある程度カバーしてくれます。
使ったプラサフはこれ。
ボデーペンのものです。これ以外使ったことがないので比較はできませんが、価格が安いのに高い品質で安心して使用できます。おすすめ。
クリスタルブラック&ウレタンクリアー塗装。
写真撮り忘れにつき塗装後の取付け写真です。
カウルの塗装に使ったつや有り黒ではなく、99工房「ボデーペン ホンダ NH731P H-461 クリスタルブラックP 」を使いました。
プラサフと同じく安定のボデーペンです。
落ち着きのある適度なラメが入っていて、カウルのつや有り黒とは違った印象に仕上がり大満足です。
仕上げに同じくボデーペンのウレタンクリアーを噴きます。
ウレタンはガソリンに強いので、もし給油の時タンクに垂らしても塗装を守ってくれます。
仕上げは必ずウレタン製のスプレーを噴いておきましょう。
CBR250R(MC41)のネイキッド化でやったこと【改造・組立編】➂ヘッドライト周りの取付
ヘッドライト取付
ヘッドライト取付。
ライト本体とハウジングがセットになったものを購入し、フロントフォークに取り付けるヘッドライトステーを使って固定しました。
やっぱりバイクは単眼丸目ですよね!
外した純正の配線にはポジションランプがついているのでハーネスをカット、ついでにウインカーのハーネスも長すぎるので必要な長さにカットして加工しておきます。
使ったヘッドライトはこれ。
PXPARTというAmazonで見つけた格安LEDヘッドライトです。
スペックは以下の通り↓
電圧 | 12V~30V 60W |
---|---|
サイズ | 7インチ |
明るさ | hi:3400lm low:2800lm |
色温度 | 6000k~6500k |
素材 | 本体:アルミ合金 レンズ:ポリカーボネート |
防水規格 | IP67 |
格安なのでどこまで本当かわかりませんが、夜に走行しても問題ない明るさ、Hi⇔Lowの切り替えもバッチリ、問題なく使用できています。
光軸調整のボルトもついていますが、250ccは車検がないので自分が見やすいように調整して終了。
Amazonレビューを見てみたらFZ6N(600cc)に取り付けて、普通に車検通ったという人がいたので参考にしてください。
使ったヘッドライトステーはこれ。
ヘッドライトにセットで付いてきたステーはペラペラ。
流石に不安だったのでデイトナ製のしっかりしたものに変更しました。
それとヘッドライト裏の元々フロントフレームが固定されていた部分に、車体の傾きを感知していて転倒時にエンジンを停止する転倒センサーを取り付けました。
これをまっすぐ取付けないと車体の傾きを感知してエンジンがかからなくなるので注意です。
メーター取付
メーターベース作成。
メーターを固定するベースは自作です。
というより実家に持ち込んで作業してたので、工作が得意な父がいつの間にか作ってくれてました。笑
メーター裏面の取付穴、コネクターの差し込み穴をはかり型紙を作成。
取付穴は純正防振ゴムが使えるようにしています。
型紙に合わせてアルミ板を切り出し、アルミの平棒でフレームを作成。
リベットで接合し完成です。
文字で書くと簡単ですがこれ結構大変だったと思います。感謝!!!
わたしがブログをやってるのを知ってて写真を撮ってくれてるのも流石です。
メーターベース取付。
メーターベースの取付には市販のパイプステーを使いました。
この作りならメーターを取付けたあと、見やすい角度に調整ができるのでおすすめです。
使ったパイプステーはこれ。
2個セットで1700円(Amazon:2022年2月時点)ですが、かなり出来がよくカッチリしています。
ベースをつや消し黒で塗装して、メーターを取付け完成!
(ちなみにコネクター差し込み穴が2つ空いてるのは、ベースを裏表間違えてリベット打ちしてしまったそうです。笑)
この時メーターベースを固定しているパイプステーにウインカーも付けてみました。
しかし適当に買ったウインカーだったのでワット数が合っていなく使用不可。断念しました。
ウインカー取付
フロントウインカー取付。
はい、おとなしくワット数が合ってるものを買いなおしました。
けど絶対こっちの方がかっこいいので結果的オーライ!
取付場所もメーターベース固定用のステーから、ヘッドライト固定用のステーへ変更。
取付穴を少し広げる必要がありましたが、位置的にこっちの方がかっこいいので加工しました。
使ったウインカーはこれ。
流石は有名メーカーポッシュ製だけあってしっかり感があります。
黒ボディ×オレンジレンズがレトロお洒落でいい感じ。
電球は別売りなので合わせてこちらも購入しました。
ウインカーのレンズがオレンジなのでクリア球でOK。
リアウインカー取付。
リアウインカーの取付にはポッシュの専用リアウインカーステーを使い、フロントと同じウインカーを取り付けました。
前後は揃えた方が統一感が出てオススメ!
使ったステーがこれ!
ナンバープレートの固定ネジに共締めすることでウインカーを取り付けられるようになります。
ついでにシートへ積載物を固定するコードやネットを引っ掛けられる、プレートフックも取付ました。
ショートスクリーン取付
ショートスクリーン取付。
ヘッドライトの固定ネジに共締めするだけで簡単に取付できます。
使ったショートスクリーンはこれ。
付属してくる金属の板は違和感があったので外しました。
メーターやメーター裏の配線を目隠しでき、前から見た時の印象がすっきりします。
取付穴が長穴なのでヘッドライトとの隙間もいい感じに調整できました。
ミラー取付
ミラー取付。
あんまり目立たないミラーが好みなので、背が低い長方形ミラーを選択しました。
写真でも存在感の薄さがわかると思います。
使ったミラーはこれ。
タナックス製なので品質はバッチリ。
既に何回も走行してますが単気筒の振動でもネジが緩んで動くことはありません。
ただし振動による本体のブレはあって若干見にくいので注意。それとミラーが単純に小さくて見づらいです。
安全性で考えると大型ミラーが正解なんでしょうが、そこは見た目と安全性の兼ね合いで自己判断しましょう。
CBR250R(MC41)のネイキッド化でやったこと【改造・組立編】これにて完成!
①で手入れ・塗装したカウルやハンドルを戻して完成!
実家へ行かないと作業ができなかったので、土日のみの作業で大体1ヶ月かかりました。
短かったような、長かったような。
細かいところを見るとリレー的なものをスプレーのキャップを加工してカバーしたり、
カウルの隙間をアルミメッシュでエアダクトっぽくしたり、
ホイールを清掃して青いリムステッカーを剥がしたりしました。
それとカウルの余分なところを切ったりも。
大変だったけど、めちゃくちゃ充実感のある日々だったし、完成形にも大満足です。
何より”世界に1台しかないバイク”です。
ぱっと見でこのバイクをCBR250Rだと認識できる人はいないでしょう。
バイクを安く譲ってくれた後輩、手伝ってくれた父にも感謝です。
フルカウルバイクのネイキッド化で迷っている人!素人でもネイキッド化はできます!!
ぜひ世界に1台のバイク作成にチャレンジしてみてください。
ではまた~