こんにちは!パルです。
今回はわたしが山ボトルとして導入した、モンベル「アルパインサーモボトル」をレビューしていきます。実際に山へ持ち込み試してきました!
- モンベル「アルパインサーモボトル」の基本スペック
- モンベル「アルパインサーモボトル」のここがいい!3つのポイント
- 【保温力検証】モンベル「アルパインサーモボトル」で山頂カップラーメンが食べられるのか
山ボトルを探すと必ず名前が上がるモンベル「アルパインサーモボトル」。人気だしたぶん優秀でしょ!安心のモンベルだし!!的な感覚で購入しました。
細かく調べるよりも使ってみるが早し。
- 使ってみてどうなの?
- 使い勝手は?
- 保温力は?
などの疑問を、実際に試してみたので具体的に書いていきます。
また今回は寒い時なので、性能検証は保温力だけにしました。
保冷力については夏の暑い時期に山へ持ち込み、リアルな環境で検証する予定です。
モンベル「アルパインサーモボトル」
基本スペック
容量 | 500ml |
サイズ | 直径φ7×高さ24cm |
重量 | 265g |
素材 |
本体(外側):SUS304 本体(内側):SUS316 外栓:ポリプロピレン 内栓:ポリプロピレン |
モンベル「アルパインサーモボトル」は容量が、350ml、500ml、750ml、900ml、4種類があってわたしは500mlを購入しました。
保温力・保冷力
保温 | 保冷 | |
スタート | 95℃ | 4℃ |
6時間後 | 78℃以上 | 8℃以下 |
24時間後 | 51℃以上 | 12℃以下 |
モンベルが公表している数位としては、室温20℃(±2℃)において上記の表のようになっています。
デザイン
とてもシンプルなデザインでゴテゴテ感は一切なし。なんともモンベルらしいですよね。
色は4色展開でガンメタル、メドーグリーン、レッド、ステンレス、があります。
わたしは今回、ザックの横に刺すことを想定して悪目立ちしないガンメタルを購入しました。
モンベル「アルパインサーモボトル」のここがいい!3つのポイント
保温力の検証は後にするとして、まずは使い勝手のポイントから解説していきます。
1.軽くて持ち歩きが気にならない!
ザックの横に刺して4時間山を歩いてみました。
ボトルを導入する上で気になっていた重量問題ですが、背負ってしまうと全然分からないもんですね。
アルパインサーモボトル265g+お湯500mlで約765g重量が増しているわけですが、まったく気になりませんでした。
途中嫁に持ってもらい、また自分のザックに刺して歩き、何度か試してもあんまり差は感じなかったです。
と、ここまで書いてて気づいたんですが…
普段山でお湯が欲しい場合、バーナー&ガス缶&クッカー&水を持ってたんですよね。
それが無くなった分軽くなってました。いや気づけ。
そもそもお湯を現地で沸かす場合でも水500mlは必要だし、湯沸かしギアのsoto「ウインドマスター 」67g、soto「パワーガス(容量105g)」207g、これでもう274gです。水と合わせて合計774g合計なのでボトル運用765gより重いですよね。
更に追加で湯沸かし用のクッカーが必要になるので、むしろボトルの方が普段より軽くなりましたね。
2.上下のシリコンで手が滑らない!
シリコンが上下についてるのがめっちゃナイスです。
キャップ側だけ滑り止めシリコンが付いていても、押さえてるボトル側の手が滑っては意味ないですよね。
- 寒くて手がかじかんでいても
- グローブをしたままでも
さっと簡単に開けられる快適性は助かります。
ただし…。
※汚れやすいのが難点
このシリコン、地面に置くとめっちゃ汚れます。
特に枯れ葉はヤバい。
その辺に置いたときの滑り止めって意味もあるので、シリコンを底部に配置していることに文句はありません。
地面には置かないように気を付けましょう。
3.コップ式がいい
これはわたしが唯一こだわった購入基準です。
モンベル「アルパインサーモボトル」には夏も活躍してもらうつもりなので、雑菌問題を考慮しました。
冬場は気にしないかもしれせんが、夏場のボトル直飲みは雑菌がボトル内に充満してやばいです。いや、問題ないのかもしれないけど個人的になんか嫌なんです。
コップに移して飲む方が常にボトル内が清潔で気分がいいんですよね。
内栓はスクリュー式になっていて、無駄に回す必要はなく半周くらいひねれば注げます。
そんななか「アクティブリッド」発売
何てことを考えてたら「アルパインサーモボトル」を直のみ仕様にするキャップが発売しました。需要あったみたいですね。
今は人気で入荷待ちになってますが定価660円というのはなかなかの良心価格。
山での長時間使用ではなく普段使いならいいかも。
【保温力検証】モンベル「アルパインサーモボトル」は山でカップラーメンが食べられるのか。
前回の記事になっている精進山・三方分山での山歩きに、実際に持ち込んで試してきました。
検証内容としては、
- 家で92.6℃のお湯を入れる
- 山頂で温度確認(4時間後)
- 下山後温度確認(6時間後)
- カップラーメンが美味しく食べれるか
と言った感じになってます。
ほんとは山頂カップラーメンを決める予定でしたが、あんまりお腹すいてなくて下山後にしました。
①家で92.6℃のお湯を入れる
ケトルで沸かしたお湯を注入します。
撮影しながら注ぐのめっちゃ大変。
6:30。
この段階では92.6℃です。
②山頂で温度確認(4時間後)
10:30。
ボトルにお湯を注いでから4時間が経過しました。
外気温0~10℃の中ザックの横にずっと刺しっぱにしていて、この段階で81.7℃。
温度低下でいうと-10.9℃ですね。
③下山後温度確認(6時間後)
12:30。
ボトルにお湯を注いでから6時間が経過しました。
外気温0~10℃の中6時間ザックの横に刺しっぱにした状態で、最終結果は76.2℃。
温度低下で言うとスタートから-16.4℃です。
ここで一旦公式の数値を確認してみましょう!
保温 | 保冷 | |
スタート | 95℃ | 4℃ |
6時間後 | 78℃以上 | 8℃以下 |
24時間後 | 51℃以上 | 12℃以下 |
モンベルが公表している数位としては、室温20℃(±2℃)において6時間後の保温力が78℃以上になっています。
ということは、外気温0~10℃のなか76.2℃はキッチリ性能を発揮してると言っていいんじゃないでしょうか。
④カップラーメンが美味しく食べれるか
さて、本題のカップラーメンが食べられるかどうかです。
76.2℃は熱湯よりそれなりにぬるいですが3分で美味しくいただけました!
正確にはちょっと麺が硬めですが、個人的には硬めが好きだし、食べてるうちにだんだん軟らかくなります。
6時間後でもカップラーメンが食べれる保温性!求めていた性能!!
モンベル「アルパインサーモボトル」は噂通りの性能だ!
人気なのはちゃんと理由がありますね。
使ってみて“これはいいものだ!”っていうのがわかりました。
- 山用のボトルを探していて
- モンベル「アルパインサーモボトル」の購入を迷っている
そんな人がいたら、わたしは全力でオススメしたいと思います。
ではまた~