こんにちは、パルです。
・ソロキャンプの時、隣の人に挨拶するべき?
・挨拶ってマナーなの?
これは界隈でも賛否両論ある話題です。
今回はソロキャンプ歴3年の私が、実体験を混じつつ、挨拶への考えや挨拶が生む効果についてお話します。
私は距離が近い場合、挨拶をしています
私はソロキャンプをする時、距離が近ければ挨拶をするようにしています。
なぜかと言うと3つの効果があるからなのですが、それは後述するとして、
単純に、気分よくキャンプできるから。
キャンプ場に到着してみたら大混雑。
「ここ少し空いてるけど設営していいかな…?」
「お隣さんに許可を取ろうかな…?」
「けど、いきなり話しかけるのも迷惑かな…?」
って思いながら、隣の人をチラチラ確認して設営する。
こんな経験ありませんか?
私はあります。
そして隣の人と目が合ったりすると、何だか自分がいけない事をしている気持ちになる。
「やっぱり迷惑だったかな…?」
とか考えちゃうんですよね。
これではキャンプを楽しめません。
そして、するようになったのが挨拶です。
具体的に言うと、
「こんにちは!」
「隣って設営しても大丈夫ですか?」
という、挨拶&許可取りのセット。
目的は許可取りです。
そして、その手段として一番最適なのが挨拶なんです。
挨拶をされて嫌な気持ちになる人ってそうそういませんよね。
大体の人は気軽に挨拶を返してくれるはずです。
そして自分も、
「こんにちは~!」
「あ、こんにちは!」
と挨拶を交わす事で1回会話のやり取りが成立するので、
その後の許可取りへ繋げやすくなります。
それでも最初は緊張しますが、
大体は、
「大丈夫ですよー!」
って言ってくれます。
何回かあったのは、
「ごめんなさい、友達がもうすぐ来るんです」
「今買い物行ってて、後で車が戻ってくるんです」
って返事。
これって、こっちから話しかけないと言い出せない人も結構います。
まだ挨拶(許可取り)ができてない頃の話ですが、
設営が終わって過ごしていると、後からお隣さんの友達らしき人が来て、何やらこっちを見ながら相談している事がありました。
正直、精神的に結構きつかったです。
そして私は3年ソロキャンプをしていますが、
「うるせぇ、話しかけんな」
なんて言われた事は1度もありません。
最初の、
「お隣さんに許可を取ろうかな…?」
「けど、話しかけるのも迷惑かな…?」
っていうのは無用な心配でした。
自分は許可を貰ってから設営するので、
気分よくキャンプができます。
相手も自分の都合を伝える機会を得るので、
「あ、友達来るのに設営されちゃった…」
「車戻ってくるのに設営されちゃった…」
なんて事を回避できます。
だから私は距離が近い場合、挨拶をしています。
※十分距離がある場合は、わざわざ挨拶に行く必要はない思ってます。
通りがけに目が合ったら「こんにちは~」っていうくらい。
それで十分です。
挨拶をするのは設営前がベスト
次にソロキャンプで挨拶をする場合のタイミングですが、
先程話した通り、設営前に許可取りと合わせてするのがベストだと思ってます。
もし設営が終わった後に、
「こんにちはー!」と言いに行った場合、
「あ、こんにちは」と返事をもらって会話が止まります。
相手は自分が隣に来た時から、少なからず気にしているはずなので、
えっ?ずっと横に設営してて、今?
って感じです。
そして自分は挨拶意外用事がない。
「隣設営して大丈夫でした?」
と言っても手遅れです。
お互い「・・・。」
となってしまうくらいなら、
自分:「こんにちは!」
相手:「あ、こんにちは」
自分:「隣って設営しても大丈夫ですか?」
相手:「あ、全然いいですよ」
自分:「ありがとうございます!」
こっちのほうが断然スマートですよね。
やろうと思えば、「いいテントですね!」とか「いい天気ですね!」とか言って会話を展開する事もできますが、
それを相手が求めてるかはわかりません。
交流を求める人もいれば、静かに過ごしたい人もいます。
それなら許可を得る、という目的をプラスした挨拶の方がスマートに済みます。
【実体験】挨拶が生む3つの効果
防犯面で効果がある
ソロキャンプである限り、盗難の危険は付き纏います。
トイレに行った隙に大事なヴィンテージランタンを盗まれた。
お風呂へ行った隙に高級なチェアが盗まれた。
これらは実際に起きている事件です。
しかし隣の人に挨拶して顔が知れていれば、
「あれ?挨拶来た人と違う人がうろついてる、怪しい」
と思ってくれるかもしれません。
そこで、
「何してるんですか!!」
って感じに行動してくれる人は少ないと思いますが、
「背の高い、黒い服の男の人がうろついてた」
くらいは教えてくれる可能性があります。
また車での犯行だったら、
ナンバーを見てくれてるかも知れません。
実体験を話すと、
私がふもとっぱらでソロキャンプをしている時、Twitterのキャンプ仲間もふもとっぱらでキャンプをしていたんですね。
そして私がトイレに行ってる間に挨拶に来てくれたようで、戻った時に隣の人が、
「少し前まで若い男の子がウロウロしてて、テント覗いて帰ってったよ」
って教えてくれました。
これの真意が、不審な奴がいたなのか、友達っぽい子がいたなのかはわかりません。
しかし周りを見ていて、こういう事を教えてくれる人はいます。
挨拶って防犯面の効果もあるよねって話をすると、
「隣の人に1人ですってバレる方が危なくない?」
という意見が出る事があります。
私が思うに、
1人かどうかは隣で見てるので挨拶に関係なくバレてます。
相手がそういうつもりなら、なおさら確認は欠かさないでしょう。
それならいっそ挨拶に行って、
相手の顔を把握する方が防犯性が高い
かなと。
相手に顔がバレてる状態って犯行しづらいと思うんですよね。
実は相手にも利点がある
まずは最初の方で話した、
相手も自分の都合を伝えやすくなるという効果。
そしてもう1つ効果があります。それは、
相手からも自分に話しかけやすくなる
というものです。
実体験が2つあります。
焚き火の番を頼まれた
その時は隣の人もソロキャンプをしていました。
夜のんびり過ごしていると、
「すいませんっ!今焚き火してるんですけどお腹痛くなっちゃって…。遠目でいいので見張ってて貰っていいですかっ!?」
と頼まれました。
私はもちろん、
「いいですよ」
と答えました。
同じソロキャンパーなので、そういう事あるよね〜って感じ。
テントを見せて欲しいと頼まれた
その時は隣の人がファミリーキャンプをしていて、私は炎幕DXでソロキャンプをしてました。
お昼過ぎくらいにお隣さんのお父さんが
「すみません、テント見せてもらっていいですか?」
と話しかけて来ました。
私はもちろん、
「いいですよ」
と答えます。
どうやらソロキャンプデビューをしたいらしく、炎幕に興味津々。
説明するこっちも楽しくなりました。
気になるテントがあってもなかなか話しかけるのって勇気がいりますよね。
このお父さんは本当にソロキャンプしたいんだなぁって思いました。
この2つの事例って、
1回顔を合わせているから頼みやすい。
という効果を少なからず相手に与えていると思うんですよね。
これが、私が相手にも利点があるという理由です。
思わぬ交流が生まれる
これは3年ソロキャンプをしていて、
1回しか起こった事がないので効果に入れるか迷いました。
しかしこの1回は、
私の中で大きな思い出として残っているので話す事にします。
その日のお隣さんは落ち着いた雰囲気の夫婦で、いつも通り挨拶をして横に設営させてもらいました。
夜焚き火をしていると旦那さんが、「薪グリルいいですねぇ」話かけて来て下さり、キャンプ談義開始。
そしてしばらくすると奥さんがエビのアヒージョを持って登場。
私も負けじと薪グリル&ちびパンでジャークチキンを作りもてなし。
結局その日の夜は椅子を並べて3時間以上話をしてました。
ちょくちょく奥さんに、
「そろそろ戻ってきなさいよ」
って言われてましたが(笑)
元々お互いキャンプ好き。話は合うのです。
めっちゃ楽しかったです。
次の日の朝、
「連泊ですか?」
と聞かれ、
「そうですよ〜」
と答えると、
余ってるからとビールを貰いました。
ここまで来るともうお友達ですよね。
そして、
こうした交流のきっかけって、挨拶かもしれない
と思ったりします。
過去1回なので説得力はありませんが、
そうだったらいいなと思います。
挨拶は当たり前ではありません
ここまで長々と話してきましたが、
「隣の人、結構近いのに挨拶して来ない!!」
と思うのはダメです。
いや、思うまでならまだいいですが、
「近くに設営するなら挨拶するのがマナーだろ!!」
とかお説教をするのは絶対NG。
もしかしたら、
「許可取った方がいいかな?」
「けど、話しかけられても迷惑かな?」
って思ってるかも。
その思考は昔の自分も持っていたものです。
全然空いてるのにわざわざ隣に来る人は、
正直イラッとしますけどね。
まとめ
こういう自分の考えを発信するのは始めてで、
うまく伝えられたかわかりません。
今回話したのは、
私の実体験から生まれた、
私の勝手な考えです。
挨拶に対していろいろ考える人もいれば、
何も考えず当たり前にしてる人もいます。
本当に人それぞれ。
それを忘れないようにしましょう。