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【バーナー選び】CB缶とOD缶の違いを詳しく解説します

投稿日:2020年9月27日 更新日:


CB缶 OD缶 違い

 

こんにちは、パルです。

今回はバーナー選びをガス缶の違いで迷ってる人向け。

 

・CB缶とOD缶って何が違うの?

・結局どっちを使うバーナーがおすすめなの?

 

この疑問に答えていきます。

 

私はソロキャンプ歴3年で、CB缶とOD缶、どちらのガス缶を使うバーナーも使用してます。

 

しかしこれからキャンプを始める人はバーナーの購入で悩むはず。例えば、下記の通り。

 

「よし、キャンプデビューに向けて道具を揃えるぞ!

バーナーは何にしようかな…。

ん?CB缶とOD缶?どっちがいいの?違いは?」

 

わかります。かつての自分もそうでした。

 

この2つ形が違うだけでなく、それぞれメリット・デメリットがあります。

 

 

今回はアウトドアの中でも、キャンプでの使用に対して解説していきます。

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CB缶バーナーとOD缶バーナーの違いを解説

 

用語の説明をしておくと、

CB缶→Cassette Gas Bombe (カセットガスボンベ)の略。

OD缶→Out Door (アウトドア)の略。

 

その違いをざっくり表にまとめました。

 

  CB缶バーナー OD缶バーナー
火力 弱い  強い 
寒さへの耐性 低い  高い 
収納サイズ 大きい  小さい 
重量 重い  軽い 
安定性  高い  低い
ガスの価格  安い  高い
ガスの入手性  良い  悪い

 

わかりやすいように極端な書き方をしました。けど一般的にこう紹介のが多いのも事実。

しかしこの表だけ見て鵜吞みにすると勘違いが生まれる可能性があります。

実際、私も昔はちゃんと理解できてませんでした。

 

今回はこの表に疑惑を投げかける形で考察、解説していきます。

 

 

OD缶の方が火力が高い?

CB缶 OD缶 違い

一般的に「OD缶=高火力」と言われています。

下の画像を見てください。

 

CB缶 OD缶 違い

出典:SOTO公式HP

 

注目してほしいのが「発熱量」のところ。

左半分(赤選)のOD缶バーナーは平均2750kcal/h。

右半分(青線)のCB缶バーナーは平均2425kcal/h。

確かにOD缶バーナーの方が高火力と言えます。

 

しかし勘違いしてはいけないのが、一概に「OD缶=高火力」とは言えない事です。

 

CB缶 OD缶 違い

出典:SOTO公式HP

 

例えばOD缶バーナー「アミカス」、CB缶バーナー「レギュレーターストーブ」、

発熱量の差は100kcal/hしかありません。

 

さらに最大発熱量の各バーナーを比べると、

 

CB缶 OD缶 違い

出典:SOTO公式HP

 

OD缶バーナー「ウィンドマスター(2800kcal/h)」、CB缶バーナー「シングルバーナー(3200kcal/h)」、

400kcal/hの差でCB缶バーナーの方が勝っています。

 

あれ?ほんとに「OD缶=高火力」なのか?

って思いますよね。

ここを勘違いしているとこういった事がおきます。

 

「OD缶バーナーの方が火力が強いって聞いたから『アミカス』を買おう!」

数日後…

「あれ?友人Aの『シングルバーナー』、CB缶バーナーなのにお湯沸くの早くね?俺のOD缶バーナーなのに遅い!なんで!!」

 

悲しいですよね。

「アミカス」の発熱量2600kcal/h。

「シングルバーナー」の発熱量3200kcal/h。

当然「シングルバーナー」の方がお湯が沸くの早いです。

 

まとめ

・基本CB缶バーナーよりOD缶バーナーの方が高火力

・けどバーナー次第ではそうとは限らない

 

購入する時は「OD缶=高火力」という思い込みは捨てて、ちゃんとバーナーのスペックを比較しましょう。

 

 

寒さへの耐性はOD缶の方が高い?

冬キャンプ

前提としてCB缶とOD缶どちらにも一般的に使用される「ノーマルガス缶」と、寒さに強いパワーガス缶という、2種類があります。

この時点で既に、

 

あれ?OD缶って寒さに強いって聞いたんだけど、パワーガス缶っていうのを買わないといけないの?

 

ってなりますよね。

昔の私はなりました。

 

では何故、一般的にOD缶の方が寒さに強いと言われているのか。それはガスの中身とOD缶の強度に関係があります。

 

寒さに強いパワーガス缶に使われるのが「プロパンガス」です。しかしプロパンガスは内圧が上がりやすく、頑丈な入れ物でないと入れることができません。

そうなってくると、アウトドア向けに開発されたOD缶の方が強度が高く、CB缶のパワーガス缶より多くのプロパンガスを入れる事ができます。

よってOD缶の方が寒さに強いとなるわけです。

 

しかしこれはあくまで「パワーガス缶」の話。

 

CB缶でもOD缶でも「ノーマルガス缶」で考えると大した差がありません。

 

つまり、CB缶バーナーよりOD缶バーナーが寒さに強いのは「パワーガス缶」を使用する時だけってことです。

 

これを理解せず、

「OD缶って寒さに強いんだ!

じゃあOD缶バーナーにしよ!」

って選ぶと次のような事が起きます。

 

「OD缶の方が寒さに強いって聞いたしOD缶バーナーを買おう」

数日後のキャンプ(気温0℃)…

「友人AのやつCB缶バーナーだから火が付かないでやんの(笑)

カチッカチッ…。あれ?俺も付かない…。(ノーマルガス缶使用)」

 

悲しいですよね。

実際のところガス缶だけ買いなおせば済む話なので、そんなに問題ありません。

しかし勘違いしたまま寒いところ行くと、バーナーが使えなくで絶望するので気を付けてください。

 

まとめ

・ノーマルガスの場合CB缶バーナーもOD缶バーナーも寒さへの耐性は一緒

・パワーガスを使用する場合のみOD缶バーナーの方が寒さに強い

 

ちなみにCB缶でもバーナー側で寒さ対策がしてあり、OD缶バーナーに負けない性能を持つ物もあります。

それがSOTO レギュレーターストーブ ST-310

記事後半で紹介してます。

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収納サイズはOD缶の方が小さい?

ウインドマスター 収納

OD缶バーナーは登山向けに設計されている物が多く、ザックを圧迫しないようコンパクトに作られています。

 

レギュレーターストーブ

CB缶バーナーの場合、缶を横にして使用するのでバーナーに土台となる脚を付ける必要があります。

 

ウインドマスター

一方OD缶バーナーの場合、缶自体が土台となってくれるので脚を付ける必要がありません。

これが収納サイズに違いが出る大きな理由です。

 

CB缶 OD缶 違い

私が所有しているCB缶バーナーSOTO「レギュレーターストーブ」、OD缶ストーブSOTO「ウインドマスター」、比べるてみるとこれくらい差のがあります。

 

スペック的には、

レギュレーターストーブ:幅140×奥行70×高さ110(mm)

ウインドマスター:幅47×奥行51×高さ88(mm)

となっています。

 

まとめ

・収納サイズはOD缶バーナーの方が小さい

 

しかし例外はあるもので、OD缶バーナーでもゴトクが大きく、収納サイズも大きいものがあります。

それについては次の項で紹介します。

 

 

安定性はCB缶の方が高い?

ウインドマスター

前項でOD缶バーナーの収納サイズが小さい理由に「脚が不要であること」を上げました。

そしてもう1つあげるなら、収納サイズを小さくするためにゴトクが小さくしていることが理由です。

 

レギュレーターストーブ

一方CB缶バーナーは、キャンプ等での使用を想定して設計される事が多い。

そうなると収納サイズにこだわる必要はなく、ゴトクを大きくして安定性を優先することができます。

 

CB缶 OD缶 違い

私が所有しているCB缶バーナーSOTO「レギュレーターストーブ」はゴトクサイズ130mm。

OD缶ストーブSOTO「ウインドマスター」はゴトクサイズ110mm。

比較すると20mmの差があります。

 

CB缶 OD缶 違い

もうひとつ安定性に関係しているのがバーナーの高さです。

OD缶バーナーはガス缶の上にセットするので、どうしても高さが出てしまいます。

一方CB缶バーナーはその必要がなく、重心が低くなるので安定性がいいといえます。

 

ゴトクが広く低重心。

これがCB缶バーナーの方が安定性がいい理由です。

 

まとめ

・安定性はCB缶バーナーの方がいい

 

前項で言った通り、例外としてOD缶にも安定性を重視したものがあります。

 

2243バーナー

それがプリムス 2243バーナーなどのゴトクが収納できないタイプ。OD缶バーナーでありながらゴトク径は120mmです。

収納サイズこそ大きくなりますが、広いゴトク&高さが低いので抜群の安定性があります。

そこに魅力を感じる愛用者が多く、私も最近買いました。

 

 

重量はOD缶の方が軽い?

CB缶 OD缶 違い

OD缶バーナーは収納サイズが小さくてゴトクも小さい。

そりゃ軽くなりますよね。

 

 

画像を見てもわかる通りOD缶バーナー(赤線)の方は平均100.75g。

100g以下が当たり前って感じです。

 

一方CB缶バーナー(青線)の方は平均405g。

最軽量でも250gです。

 

CB缶 OD缶 違い

ちなみに私が持ってる最軽量のOD缶バーナーは25g。

BRS-3000T

 

重量の面でみると圧倒的にOD缶バーナーの方が軽いのがわかったと思います。

 

まとめ

・重量はOD缶バーナーの方が軽い

 

 

ガスの価格はCB缶の方が安い?

cb缶

論より証拠。

価格を比較してみましょう。

 

2020年9月現在、

・イワタニ(プリムス)

OD缶 ノーマルガス250g 450円

CB缶 ノーマルガス250g 350円

(公式サイト情報)

 

・SOTO

OD缶 パワーガス230g 638円

CB缶 パワーガス240g 3本入り700円(1本約233円)

(Amazon情報)

 

CB缶の方が安いですね。

 

バーナーはキャンプ必需品なので、ランニングコストを抑える効果はバカにできません。

1本数百円の差でも、1年もすればかなり差が出ます。

 

まとめ

・ガスの価格はCB缶の方が安い

 

 

ガスの入手性はCB缶の方が良い?

CB缶 OD缶 違い

これは調べるまでもなくCB缶の方がいいです。

特にイワタニのガス缶は、アウトドアをしない家にもあるくらいメジャーで手に入りやすくいです。

 

CB缶はアウトドアショップだけでなく、ホームセンター、スーパー、コンビニなど至る所で購入できます。

 

一方OD缶は基本アウトドアショップのみ。最近ではホームセンターでも見かけますが、CB缶ほど普及はしていません。

 

まとめ

・ガスの入手性はCB缶の方が良い

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自分に当てはめて考えてみよう

 

ここまで長々と解説してきました。

まだ理解がしきれていない人も大丈夫です。

 

いろいろ解説を見てきたけど、結局どっちを買ったらいいの?

 

こういう人向けにいくつか例をあげてみました。

自分に当てはめて考えてみてください。

また、私のおすすめも合わせて紹介していきます。

 

OD缶バーナー向きの人

・0℃を下回る気温でキャンプをする

・登山でも使用する

・バイクや徒歩など積載に制限がある

・UL(ウルトラライト)なキャンプをする

・使ってるテーブルが小さい

 

こういった場合はOD缶バーナーを使うのがいいと思います。

ただし寒さに関してはCB缶バーナーでも性能や対策次第で使えるので、よく検討してみてください。

 

私のおすすめ↓

SOTO「ウインドマスター」は軽量コンパクトで高火力。

さらにマイクロレギュレーターという寒さに強い機構を搭載。特殊なバーナーヘッド構造で風にも強い。

正直迷ったらこれってレベルで完璧です。

 

ただしゴトクは小さめなので、SOTO ウインドマスター用4本ゴトクを買うのを推奨します。

 

もう一つのおすすめがPRIMUS「2243バーナー」。

収納性こそ悪いものの、ゴトクが大きく低重心で安定性が抜群、調理がしやすいです。

後この武骨な雰囲気が好き。

積載や登山に関係なく、キャンプでの寒さ対策としてOD缶バーナー使うなら選択肢に入ってくると思います。

 

 

CB缶バーナー向きな人

・長期間キャンプをしながら旅をする

・飛行機移動などで遠方へキャンプへ行く

・その他

 

上の2項はガスの入手性の問題です。

旅をしながらだとアウトドアショップを旅の工程に入れるより、コンビニ等で買えるのが楽です。

飛行機はガス缶の持ち込みも預けもできないので、現地のコンビニ等で買えるのが楽です。

 

あとは「OD缶向きな人」のように特別な理由がない限り、CB缶バーナーで問題ないと思います。

 

私のおすすめ↓

定番中の定番。

SOTO「ウインドマスター」と同じく、寒さに強いマイクロレギュレーター搭載。CB缶の弱点である耐寒性問題をクリアしています。

そしてゴトクが大きく、調理がしやすくて、ガスのランニングコストもいい。

CB缶バーナーで迷ったらこれです。

 

 

マイクロレギュレーターの性能はSOTO公式が動画で実証しています。

さらに言うなら、私が最低気温-8℃のキャンプで使用しましたが、パワーガス缶との併用で使うことができました。

 

 

基本をおさえて悩む時間を楽しもう

レギュレーターストーブ

ここまでCB缶バーナーとOD缶バーナーの違いを解説してきました。

これで基本はしっかりおさえる事が出来たと思います。

 

しかし正直カバーしきれていない部分もまだまだあります。

今回は省きましたが、CB缶にもOD缶にも「分離型」という構造のものがあります。

寒さへの耐性を求めると「ガソリンバーナー」って選択肢もでてきます。

 

調べて、悩んで、どれがいいかな~って探す。

これが一番楽しい時間です。

 

自分のスタイルに合ったバーナーを見つけて、キャンプを楽しんでいきましょう。

 


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